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李氏朝鮮 後熊川茶碗

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李氏朝鮮時代中期に焼かれた茶碗。口縁の端反りした熊川形の器体を成し、見込みには鏡落ちを設ける。釜山に設置されていた倭館窯より産したものと思われ、滑らかな手触りと適度な重みを有す上質な作行き。総釉の熊川茶碗は「後熊川」として、元禄7年(1694)刊の「古今和漢諸道具見知鈔」にも記録されている。外面には青みがかった釉垂れが生じ、枇杷色の膚との淡いコントラストが魅力となっている。

口縁にニュウが複数あるが、古い時代のもので馴染んでいる。畳付きの削げは窯傷と思われ、ガタツキは生じない。保存箱付き。

W13cm×H8cm
  • 箱書

    蛇韻律

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