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元朝 鈞窯 澱青釉皿

¥95,000(税込)

元朝期に焼かれた鈞窯の皿。深さのない平坦な器体を成し、黒を基調とした青白い澱青釉が厚く掛かる。高台は大きく、流下した釉薬が脇に溜まっている。鈞瓷は元朝期になると河南や河北、山西、内蒙古などの各地の窯で焼かれ、元末には江西や浙江といった南方にまで生産が拡大した。本作は類品が長崎県鷹島沖から引き揚げられており、釉色も肥前の海鼠釉との影響関係を窺わせるものとなっている。元鈞窯らしい堅牢で実用的な作りと、深淵な景色を兼ね備えた佳品。

口縁の削げに銀繕いを施した。その他、見込みにスレ、高台周辺に窯傷が見られる。保存箱付き。

W15cm×H2.5cm
  • 修繕

    金つぎ 柳蔭

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