上野焼 蛇蝎釉 刷毛目茶碗
ARCHIVED江戸時代中〜後期に焼かれた上野焼の茶碗。丸みをもって立ち上がる小ぶりな器体を成し、外面に白蛇蝎釉を施す。見込みには白泥を豪快に刷毛塗りする。
1602年、小倉藩主の細川忠興が朝鮮陶工の尊楷を唐津から招き開窯させたのが上野焼の始まりとされる。本作は次の藩主である小笠原家の時代に、上野焼の窯で唯一残存していた皿山本窯で焼かれたもの。蛇蝎釉と刷毛目という二つの意匠を見事に一つにまとめ上げている。
目立った瑕疵は無く状態良好。仕覆を伴い、「上野焼 茶碗」と書かれた古箱に収まる。
W10cm×H9cm
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