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六朝 ベトナム北属期 灰釉四耳小壺

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中国の後漢から六朝にあたる、第二次北属期のベトナム北部で焼かれた小壺。胴の膨らんだ扁平な器形を成し、圏線を廻らせた肩に四耳を貼付する。西晋時代の越州窯に影響を受けた作例で、底部を除く全体に青磁風の灰釉を施す。

同地では5世紀以降、越州窯青磁に倣った作例が増加した。本作はそれより時代が上がるもので、外面に生じた緑班など、第一次北属期(漢代)の作例に通じる特徴を示す。祖型にあたる青銅器を図らずも再現するかのような、薄っすらと銀化したメタリックな質感が美しい。

釉薬の部分的な剥離以外に目立った瑕疵は無く、耳の欠失も無い。僅かなガタツキ有り。

W9.5cm×H5.5cm
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