古高取 内ヶ磯窯 藁灰釉壺
¥45,000(税込)
江戸時代初期に内ヶ磯窯で焼かれた古高取の壺。肩部に二本の沈線を巡らせ、藁灰釉を腰部まで施し、底部は平底とする。黒田藩の御用窯であった内ヶ磯窯では、高級茶陶と日常雑器が併焼されており、藁灰釉はいずれにも用いられた。白と薄紅色の淡いグラデーション、口辺の釉縮れは内ヶ磯窯に見られる特徴で、同窯の水指に類似の特徴を示すものがある。重量感のある簡素な造形ながら、釉膚は豊かな表情を湛え、柔和で軽やかな趣を添えている。
口縁に幾つかニュウが見られる。底部脇にも短いニュウが見られるが、内側には通っていない。その他、窯傷以外に目立った瑕疵は無い。
W17.5cm×H18.5cm
- キャプションは考察が進み次第随時更新されます。
- 画像は実際の商品と色味が異なる場合がございます。
- ご購入の際には、「特定商取引法に関する表記」をご一読ください。