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瀬戸 ルス織部 印花文壺

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江戸時代後期に瀬戸地方で焼かれた壺。当時の富裕層の間で流行した呂宋(ルス)と呼ばれる緑釉掛けの意匠で、華南の交趾三彩を翻案したものとされる。当時高額で取引されていたルソン壺(現フィリピン、ルソン島に輸出されていた中国南方産の壺)がその名の由来だが、両者に直接の関係はなく、南蛮風といった程度の意味合いだったと考えられる。

本作は内部に黒い固着物が見られることから、お歯黒壺として使用されていた可能性が高い。口縁と高台にホツが見られるが、概ね状態良好。

W13cm × H15cm
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