高麗 象嵌青磁小鉢
SOLD OUT高麗末期から李朝初期に焼かれた青磁小鉢。中央に象眼された九つの猪目は仏の頭光を思わせ、その周囲に三つの花紋が配されている。
高麗仏教には、新羅末から続く図識信仰が強く結びついていた。信仰に基づく風水説から、仏道であれば八や四であるところが奇数となっているのだろう。一方で、枇杷色の焼き上がりは粉青瓷への変転を感じさせ、斥仏揚儒の緩やかな移り変わりを伝えている。
部分的にカセは見られるものの、概ね艷やかな器面を保つ。特筆すべき瑕疵はなく、状態は極めて良好。合箱付き。
W13cm×H4cm
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