後黎朝 青花鳥文皿
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大越国(現ベトナム北部)の後黎朝期に焼かれた青花皿。「安南絞手」の一群に類する、ベトナム輸出陶磁の最盛期の作。深さのある器体を成し、口縁が僅かに立ち上がる。見込み中央に鳥と樹枝を描き、周囲に輪線を廻らす。ベトナムにおける鳥文は猛禽類からガチョウ、身近な小鳥など様々な種類のものが描かれている。本作は鷲または鷹が体を捻り羽ばたく様子が写実的に描かれ、図らずもコバルトの滲みが絵付けの躍動感を助長している。
窯傷や小さな染みが数箇所に見られる。それ以外に目立った瑕疵は無く、状態は極めて良好。
W23cm×H5cm
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