対州焼 平茶碗
ARCHIVED
江戸時代中期に焼かれた平茶碗。半磁器質の胎土を用いた厚手の躯体を成し、見込みと高台畳付きに8〜9個の目跡を残す。対馬藩直轄の釜山窯で焼かれたものと考えるが、同じ慶尚南道に位置する金海の産である可能性も否定できない。茶趣を感じさせる上質な作行きに加え、伝世による艷やかな釉膚が好ましい。
口縁に二箇所と畳付きに一箇所小さな直しがあるが、それ以外に目立った瑕疵はない。仕覆を伴い古箱に収まる。
W16cm×H4cm
- キャプションは考察が進み次第随時更新されます。
- 画像は実際の商品と色味が異なる場合がございます。
- ご購入の際には、「特定商取引法に関する表記」をご一読ください。