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クメール朝 灰釉罐型鉢

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タイ東北部ブリラム県バン・クルート地区で発掘されたクメール様式の灰釉鉢。腰部に段差を持ち、淡緑色の釉薬が薄く掛かる。主に祭器や明器として焼かれたクメール陶器であるが、このタイプは日用器に用いられていたとする説が有力である。

この鉢が出土したイサーン地方には遺跡が点在しており、バライ(クメール建築の人工池)の上に、後世になって都市や集落が形成された例が少なくない。金直しが施され、再び日用器としての命を与えられたこの鉢に、歴史の重層を刻むバライの姿を見る。

幾つか小さな釉薬の剥離が見られるものの、状態は概ね良好。

W18cm×H8cm
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