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スコータイ朝 モン族 青磁盃

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スコータイ王朝初期にシーサッチャナーライ窯で焼かれた大振りの盃。茶褐色の胎土や暗緑色の青磁釉、中央部が窪んだ平底にモン陶の特徴が表れており、14世紀以降の交易陶磁とは趣きを異にする。タイ族系文化圏内の需要に応えて生産された祭器であると考えられるが、無紋の器面や口縁の処理にはクメール陶器の面影を残している。

貫入にニュウが紛れている可能性はあるが状態は概ね良好。窯傷や極小さな釉薬の薄利が見られる以外に特筆すべき瑕疵はない。

W9cm×H5cm
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