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パヤオ王国 緑釉貼花渦巻紋小壺

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ラーンナーとスコータイの中間に位置したパヤオ王国で焼かれた小壺。灰味を帯びた赤褐色の胎土に緑釉が施され、二つ巴と飛び鉋が廻る。緩急のあるシルエットはドヴァーラヴァティーやクメール陶器の流れを汲み、貼花技法による装飾は同時代のサンカンペーン窯やシーサッチャナーライ窯(モン期)との交流を示す。

僅かに釉薬の剥離が見られるものの、状態は概ね良好。水漏れもないため、花生けに使用することができる。

W6.5cm×H8.5cm
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