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瀬戸 染付行灯皿

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江戸時代後期に瀬戸で焼かれた行燈皿。行灯の灯芯から滴り落ちる油を受ける為に用いられたもので、「夕景帰帆図」と呼ばれる山水画を鉄絵で描いたものがよく知られる。新製焼(染付磁器)の技法が応用された本作は、呉須の濃淡を活かした水墨画のようなタッチで絵付けを施し、縁取りの鉄釉で全体を引き締めている。蝙蝠と竹の絵付けに油染みが重なるさまは、電燈の無い当時の長く静かな夜の闇を表象するようである。

縁に一箇所引っ付きがあり、朱色に塗られている。その他に目立った瑕疵はなく、状態良好。

W21.5cm×H1.5cm
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