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琉球 湧田焼 灰釉碗

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琉球王国時代に湧田窯で焼かれたマカイと呼ばれる灰釉碗。後に中国や日本で流行する広東碗を先取った直線的な器形を成し、見込みに大きな釉切れを残す「フィガキー」と呼ばれる技法で灰釉を施す。これらはいずれも中国南方に起源を持つが、湧田窯の創始には薩摩から招聘した朝鮮人陶工が関わっており、見込みと高台に砂目積みの跡が認められる。複合的な技術導入による独自の機能美に、東アジアの間で特異な地位を維持した往時の琉球を偲ばせる。

高台に削げ状の窯傷が見られる。口縁から短いニュウが一本伸びているが裏には通っていない。保存箱付き。

W12.5cm×H6cm
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