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初期伊万里 白磁鎬盃

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江戸時代初期に焼かれた初期伊万里の盃。間隔を詰めた細かな鎬を外面に施し、口縁はしなやかに端反りする。高台内には砂が付着し、釉切れから素地が覗く。

この種の鎬盃は1630年代から50年代にかけて肥前各地の窯で焼かれていたが、鎬の一本一本を手作業で彫るため量産に向かず、後の時代には姿を消す。肥前磁器の起源である朝鮮半島や中国には類例が無い一方、タイなどの東南アジア諸国には似た意匠が数多く見られる。

内外にフリモノが見られる。この手は損傷の目立つものが多いが、本作はカセもほとんど無く極めて状態良好。保存箱付き。

W5.2cm×H3.2cm
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