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古武雄 白木原窯 緑釉壺

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1650〜60年代に小田志山の白木原窯で焼かれた唐津焼の小壺。上半は化粧掛けした素地に銅緑釉を施し、下半は鉄釉を塗る。古武雄はアユタヤを筆頭に東南アジア各地で出土しており、それらは台湾を拠点とした鄭氏政権(1661〜1683年)の貿易によってもたらされたと考えられている。奇しくも、鄭成功は肥前国の生まれである。

古武雄と言えば華南三彩を写した五耳壺がよく知られるが、本作は小ぶりで耳の無い素朴な作行き。緑釉の発色が抜群に良く、青白く失透する釉垂れが景色となっている。

窯傷以外に目立った瑕疵はなく状態良好。口縁の変色は窯変によるもの。保存箱付き。

W11cm×H13cm
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