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戦国 灰釉刻文碗

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戦国時代(前5世紀〜前3世紀)に焼かれた灰釉陶器の碗。この手は浙江省〜江蘇省一帯に出土例がある。僅かに内湾する器形を成し、胴部には刻文が廻る。

春秋期における華南の灰釉陶器は、華北の青銅器に代わる副葬品が主だったが、戦国期に入るとこうした実用的な作例が増加する。胴部に廻る刻文は青銅器に由来するが、本作においては滑り止めの役割を果たしており、酒器にも使用しやすい。この時期の灰釉には長石が混ぜられているようで、随所に生じた白濁が見どころとなっている。

口縁に二箇所ホツが見られる以外に目立った瑕疵は無い。保存箱付き。

W9cm×H5.5cm
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